テディベア26

 2010-11-26投稿
閲覧数[338] 良い投票[0] 悪い投票[0]

永甫「はっぴばーすで。」

朝から喧しい父親だ。

大輝「そりゃ、どうも。」

永甫「今日で25歳ですね。月日がたつのは速いもので、あんなにちっちゃくて可愛らしかった内村大輝君がもう25歳。いやぁ〜ほんとに速いね。お父さん、感動しちゃうよ。オメデト。さっさと一人者から卒業しろよ。さっさとね、さっさと!」


大輝「五月蝿い。」

永甫「誕生日は毎年恒例、お父さんの長話だろう!25回目だぞ。25回!!!」

はいはい、知ってます。お母さんが毎年しつこいって言ってたなぁ。25回じゃない。24回だ。俺の誕生日とお母さんの命日は一緒だ。さすがに6歳の誕生日の時はなかった。


永甫「墓参り行くぞー。」

佳月「兄ちゃん、さっさとしろよ。ダラダラすんなよ。」

佳月は可愛げがなくなった。


♪♪♪♪♪〜


自宅の電話が鳴った。


永甫「やっかましいなぁ!こんな時に!!佳月、出なさい!」


佳月「はーい。」

佳月が電話にでた。


永甫「全く、今日が何の日だと思ってンだ、バカヤロ!」

大輝「個人的すぎだろ。」

佳月「ちょっと待って、」

永甫「誰なんだ、佳月ぃ」


佳月「兄ちゃん、仍ちゃんから、」



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 仍 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ