仍は何も答えてくれない。しばらくそのままでいた。
仍「大輝…大好き。」
大輝「俺も、好きだよ。」
遠恋中、全然会えなかったから言い出したのかな?
仍「あのね、寂しかった。大輝に、大輝に会いたかった。」
仍の声がだんだん涙声になった。
大輝「俺も、仍に会いたかった。」
仍「あのね、大輝だけなの。大輝じゃなきゃ、大輝じゃなきゃ嫌なの。大輝と沢山話したかったの。大輝にいっぱい会いたかったの。でも、大輝の迷惑になるのゎ、いやだったの。大輝…大輝とずっとずっと一緒に居たいの……私、わがまま?」
仍がここまで言うと思わなかった。仍の事ほったらかしだったな、俺…。改めて反省。
大輝「全然、わがままじゃねぇよ。」
俺は仍のほっぺたにキスした。
仍「…。」
大輝「仍の気持ち、分かったから。」
仍「大輝…私のわがまま聞いてくれる?」
大輝「俺のわがままでもあるしな。んじゃ、俺と結婚してくれる?」
仍「はい!」