秋「でね、急に帰れってさ。なんか怒らしたかなぁ」
拓「秋のこと心配してくれたんやろ」
秋「そうなんかなぁ」
拓朗の家に向かって歩く3人。秋奈は伸昭の言動が気になるらしく、納得がいかない様子だった
拓「そうや!秋、ノブ夫にはあれ聞いたか?」
秋「あれ?」
拓「ほら、人を好きになるには人を知れって…」
秋「あぁ、もうええねん。好きな人なんかそのうちできるよ」
聖「…」
拓「あぁ…そう…でもさ、1回あいつにもちょっといろいろ聞いてみたら?いろんな人を知るのは悪いことじゃないし。意外といい奴かもよ?」
秋「ふぅん…」
拓「明日は俺もバイトやしノブ夫と会ったら?」
秋奈は振り返り問いかけるように聖二に目を合わせた
聖「…俺も明日はタケに勉強教えてやる約束がある」
秋「勉強?」
聖「あいつ、一応受験生やしな(-_-;学校も行かんと…」
秋「大丈夫なん?」
拓「皆と一緒に居たいんだよ」
秋「…ふうん」
―――To ノブ君
Sub 明日
明日、空いてる?
もし空いてるなら
会いに行ってもいい?――
送信ボタンを押すのにずいぶん時間がかかった。
しばらく携帯を気にしていたが、結局その日は彼から返事は来なかった