――公園
秋「まずは…誕生日は?」
その言葉に伸昭は吹き出しそうになった
秋「なーに?」
伸「いや…誕生日は6月11日」
秋「ふぅん。じゃあ血液型〜」
伸「おー(興味なさそー)」
秋「ふぅん。じゃあ…兄弟とか?」
伸「兄弟?」
秋「おる?」
伸「えっとなー姉貴2人と双子の妹が1セットおるで」
秋「えっ女の子ばっかり?」
伸「そ!1番上のゆっこ姉はな、男並の性格で、2番目ののんちゃんはめっちゃマイペース。下のくぅとゆぅは今10歳…やったかな、めちゃわがままやけど、2人ともめっちゃ俺のこと好きやねん」
秋「なんか楽しそう!でも、女の子ばっかりなわりには、ちぃちゃんみたいには育たなかってんな」
伸「親父が唯一の男子やからって厳しくしてくれたからな。柔道やら剣道やら、いろんなもん習わされたわ」
秋「でもそんなに女の子に囲まれてんのに、まだ女好きやねんな。充分そうやのに」
伸「俺が好きなんやなくて、女の子が俺のことが好きなんやって」
秋「へー。」
伸「秋ちゃんは?兄弟は?」
秋「一人っ子。だから、ノブ君が羨ましいな」
伸「そのうち遊びに来いや。皆オープンやからさ、絶対すぐに仲良くなれるわ」
そう言って伸昭は笑った