黒ト黎明ノ星 六

ミカミ  2010-12-03投稿
閲覧数[317] 良い投票[0] 悪い投票[0]

シンは壁にぶつかった
青い鎧が再び飛び上がってシンに向かって落ちてくる
シンは避けたがまた吹き飛ばされた

マズい

そう思った時手に何かが当たった

『白い仮面』であった

白い仮面は淡い光を放っていた

がすぐに消えた

何なんだと思った瞬間
白い仮面がフワッと宙に浮いた
「なんだお前は」
仮面がシンに言った
「仮面が喋った!」
シンは驚きながら言った
「我は『黎明の仮面』何やら取り込み中のようだのう」

赤と青の鎧が武器を構えて近づいてくる

シンも刀を構えた
「話は後のようだな」
白い仮面がそう言うと
「小僧よ力を貸してやろう」
「何?」
仮面はフワフワとシンの横を浮き始めた
「お前の力を借りるぞ」
仮面は言う

赤の鎧が再び突っ込んできた

すると仮面から小さな赤い弾が発射された
赤の鎧は動きを止め膝をついた

「コレは『魔弾』じゃ」
仮面は言う
「お前を通して我は力を使えるのじゃ」

赤い仮面が立ち上がった

「来るぞ。魔弾で攻撃するのじゃ」
シンに選択肢はなかった
黎明の仮面を使い二体の鎧と戦うことにした

青の仮面が槍を突き立てながら向かってきた
シンは魔弾を連射した
青の鎧の動きを止め うずくまった

「今じゃ。トドメをさすぞ」
仮面が言うと赤と黒の光が仮面に集まってくる
その光は大きな槍の形を三本作った

「コレは『赤の秒針』じゃ。すでに我とお前は繋がっておる。使い方はわかるよな」

仮面の周りに赤と黒の大きさ槍が浮いている
「よく狙え」
仮面が言うとシンはその槍を青の鎧に放った

一瞬で全ての槍が青の鎧を貫いた
青の鎧からはおびただしい血が吹き上げていた

何かをツブヤキながら青の鎧は燃え上がってチリのように消えた

「やった」
シンが言うと仮面が
「浮かれるな。まだ残っておるぞ」

赤の鎧が動かなくなった青の鎧を見て雄叫びをあげた
「ヨクモナカマヲーーーー」
そう言うと再び回転しながらシンと仮面に向かって突っ込んでくる
シンはそれを避け魔弾を赤の鎧に浴びせた
「グオオ」
赤の鎧は動きを止めた
すかさずシンは仮面に力を溜めた
また巨大な槍
『赤の秒針』が三本現れた
そして赤の鎧に放った
一本目が鎧の左腕を吹き飛ばした
二本目が鎧の体を貫通し三本目が鎧の目に突き刺さった

赤の鎧からは血が吹き上げていた

「オ・・・ノレ・・・・キサ・・・マラ」
そう言うと赤の鎧わは動かなくなった

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 ミカミ 」さんの小説

もっと見る

ファンタジーの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ