スカバンburn!!〜夢〜 -102- 嫌われ者のベーシスト

きゃしー  2010-12-11投稿
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聖「…ったく、あいつ…」

秋「そんなにノブ君が嫌いなんかな」

伸「何ででしょう…(-_-;)…まあ思い当たる出来事はありますけど」


美「…」

光「そんなに…辛かったんかな…」

拓「毎日ここに居って、慶太郎が仕事に向かうのを見てるから尚更やろ。…はぁ…とりあえず俺、あいつ迎えに行ってくるわ」

そう言って拓朗が立ち上がった

ち「…ごめん」

拓「…ちひろ、お前が謝る必要ないって。な?」

拓朗が笑ってちひろの肩を叩く

伸「…そうや。ちぃた、お前は悪くないって。…あいつの気持ちもわかるけど…でも、そんなんでいちいちへこんでたんじゃ、夢なんか叶えられへんって…ちひろ、お前はそう励ましたかったんやんな」

うつ向いたままのちひろが、小さく頷いた

伸「…はぁ…なのに、ごめんな。俺があいつに嫌われてるばっかりに…悪かったな」

秋「…」

ち「…ノブ」

伸「…俺、お前に頼まれなくても、自分から頼むわ。……俺も…ベースは好きやから…」

その言葉に拓朗が笑って頷いた

伸「だから、悪いけど、あいつを連れ戻してきてや。」

拓「ああ。任しとけ」

力強い言葉を残して拓朗は出ていった。いつものように笑う翼をまたここに連れてくるために

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