聖「…ったく、あいつ…」
秋「そんなにノブ君が嫌いなんかな」
伸「何ででしょう…(-_-;)…まあ思い当たる出来事はありますけど」
美「…」
光「そんなに…辛かったんかな…」
拓「毎日ここに居って、慶太郎が仕事に向かうのを見てるから尚更やろ。…はぁ…とりあえず俺、あいつ迎えに行ってくるわ」
そう言って拓朗が立ち上がった
ち「…ごめん」
拓「…ちひろ、お前が謝る必要ないって。な?」
拓朗が笑ってちひろの肩を叩く
伸「…そうや。ちぃた、お前は悪くないって。…あいつの気持ちもわかるけど…でも、そんなんでいちいちへこんでたんじゃ、夢なんか叶えられへんって…ちひろ、お前はそう励ましたかったんやんな」
うつ向いたままのちひろが、小さく頷いた
伸「…はぁ…なのに、ごめんな。俺があいつに嫌われてるばっかりに…悪かったな」
秋「…」
ち「…ノブ」
伸「…俺、お前に頼まれなくても、自分から頼むわ。……俺も…ベースは好きやから…」
その言葉に拓朗が笑って頷いた
伸「だから、悪いけど、あいつを連れ戻してきてや。」
拓「ああ。任しとけ」
力強い言葉を残して拓朗は出ていった。いつものように笑う翼をまたここに連れてくるために