「この先君たちは地下帝国で１年間過ごして頂くことになります…。」
「１年…。」
みんなざわつき始めると、アンドロイドが、
「黙れコノヤロー。頭ぶちぬかれてぇのか?」
…一瞬で静まり返る百人。
中には泣きだすものもいた。
「チケットをもらった瞬間からてめぇらは大切な『実験動物』なんだから、しっかり話くらい聞いてね！」
健太と杏は恐怖と驚きで口が塞がらなかった。
「まず、チケットを見てね！
裏には１００ポイントと書いてあるよね？
それであなた達は買い物をしたり、食料を買ったりします！
だけどポイントは、買い物をするとなくなってしまうよね？
でも大丈夫！アンダーワールドはたくさんの人間参加型ゲームが充実しているよ！
ゲームに勝つと、ポイントがもらえるよ！ただし負けてしまうと…ポイントが減ってしまうよ！
ポイントが０になると…殺人ロボットに排除されるよ！
また、アンダーワールドは無法地帯！何でもやっていいんだよ！
武器もポイントで買えて、人を殺すこともできるよ！
人を殺したら、その人のチケットにたまっているポイントを、自分の物に出来るよ！アンダーワールド内にある、『ポイントドレイナー』を使ってね！
また、アンダーワールド内の消灯時間は夜の１０時！それ以降うろついていると…殺人ロボットに排除されるよ！
こういうのが主なルールだよ！非倫理的、非人道的なことが目白押しの夢の地下帝国、アンダーワールド！
もし嫌な人、入国されるのを拒否する人は、横の部屋に入ってね！」
[360] 
[0] 
[0]
