騎手・那口小夜の夢と現実と日常 4

亜希  2010-12-11投稿
閲覧数[779] 良い投票[0] 悪い投票[0]

スヤスヤと寝息をたてて眠っていた小夜は、土曜日の朝、7時に競馬場の傍の宿舎で目を覚ましました。

でも、昨晩は遅くまで、チョコチップクッキーをパクパク食べながら、夜更かししてテレビのバラエティー番組をを見ていたので、なんだかまだまだ眠そうです。眼を左手でごしごしこする小夜( ̄_ ̄)

今日の第2レース「C級7組」、芝1000メートル戦に、ドラムンベースに騎乗します。

ちなみに今日はこの1鞍だけです( ̄_ ̄)

まだ寝起きの小夜は、しばらくベッドの上でゴロゴロし、大きく伸びをして、一言

「さてと。とりあえず着替えて、朝ご飯でも食べに行こうかなぁ( ̄o ̄)」

と言い、長袖のTシャツと短パン、といった姿でベッドから起き出しました。でも、10月も終わりなのに、そんな薄着で寝て、寒くないんでしょうか…。

薄手のセーターと膝丈までのスカートに着替えた小夜は、食堂につき、カウンターで何やら注文した後、空いている座席に座るなり、早速パクパクと朝食を口に運びはじめます。余程お腹が減ってたんでしょうか?

朝食のメニューは、目玉焼き、ハム、サラダ、バターロール2個、コーヒーでした。

ちなみに、わずか6分で完食した小夜いわく

「私はね、食べても食べてもぜーんぜん太らないんだょ(^o^)生まれつきの体質よね♪いーでしょー(^O^)」

はい。羨ましいです…。

そして、食べ終わったあと、食器をカウンターに戻して、

「うーん。お腹いっぱい。ごちそうさまー(^o^)」

と、ご機嫌な様子です。

そして、自分の部屋に戻ると、まだ時間が早いからか、リモコンのボタンをプチッと押し、テレビの電源を入れて、朝のニュース番組を見入る小夜。

そして、8時半を少し過ぎたところで、

「じゃぁ、そろそろ行くとしようかな(・o・)」

と言うと、テレビを消して、荷物を持って部屋を後にしました。

小夜は3分程歩いて、遊佐競馬場の中に着きました。

あと数時間で、小夜の出る第3レースが始まります。

なにしろ、今日の唯一のレースなので、自然と気合いが入る小夜。

やがて、10時半になり、第3レースに出走する10頭がパドックに姿を現しました。



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 亜希 」さんの小説

もっと見る

スポーツの新着小説

もっと見る

[PR]
コンタクトのケアが変わる
洗浄1つで視界良好


▲ページトップ