うわぁぁぁぁ…どうしよう。菊池が黒沢に何があったのか話してる。
鈴木『…』
森山『…』
二人とも黙ってるし…。
「下校時刻だ。さっさと帰れ!」
あ、ラッキー。先生だ!!
シラケたまま、昇降口へ。
森山『俺は、谷田川を愛してる!』
やだよ。
松本『おおっ!凄いアタック!』
鈴木『俺だって!谷田川チャン、大好きだ!!』
松本『おおっ!勝負が始まった!』
黒沢『面白そうだな。』
黒沢が不気味な笑みを放ってる…。菊池は困ってる。私は黙ってる。
鈴木『お前より、俺の方が谷田川チャン大好きだっっっ!!!』
松本『勝ってる宣言!?』
黒沢『さて、どうする谷田川!?』
谷田川『どうもしない。』
森山が若干笑った。
森山『谷田川…この星の上で一番愛してる、俺の瞳に映るたった一人の女になってくれ!』
松本『おわー!かっけー!』
黒沢『ドラマみたいだな…。』
鈴木『谷田川チャン?好き好き好き好き好き大好きだぁー!』
↑叫んでる。凄く響いてる…。
黒沢『谷田川…どうする!?』
谷田川『…。』
菊池『あのさ、』
菊池が始めて口を開いた。
菊池『谷田川が決めれば?』
鈴木『なるほど…。』
森山『んじゃ、勝負しよう!』
は…?
鈴木『おーけー。乗った!』
はぁ!?
森山『文化祭が終わってから、谷田川は俺か鈴木を選ぶ。』
谷田川『やだ。』
鈴木『それでいいぞ!』
え…私は無視ですか?
森山『よし決定だ!!』
谷田川『あの〜私の意見は?』
松本『却下みたい?』
最悪だ…。