君の心が見えなくて-5-

深谷恵梨香  2010-12-19投稿
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「悪いけど…君みたいな低能な人間と付き合っているヒマはない。表面を磨く前に内面を磨いたらどうだ?」

「なっ!?」

永峯は顔を真っ赤にして今にも泣きそうな顔になった。

“ふざけないでよ!!
あんたみたいな固い男こっちからお断りよ!!”

「失礼しました…突然こんな変なことを言ってしまって…では、失礼いたします。」

永峯はふいっと振り返りかけていった。

永峯の心の声がはっきりと聞こえた…

まさか、精神病か…
たしか、こんな症状の病気があったよな…
いや…俺に限って精神病だなんて…

こんなつまらないこと、考えてる場合じゃないよな…仕事するか…

仕事をしているときは他になにも考えなくていいから…俺はいつも以上に仕事にうちこんだ。

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