チケット 8 〜非国民への罰〜

るー6  2010-12-19投稿
閲覧数[408] 良い投票[0] 悪い投票[0]

すると、一人の男が、そそくさとその部屋に入っていった。

「ぼ…僕は…こんな恐ろしい所…入りたくない!」

眼鏡をかけ、きとった髪のいかにもオタク系の若者だった。

他には、数人。全員男性だった。

健太と杏は、入らないことにした。

もう、覚悟決めたし…。

「非国民は7名。アンダーワールド国民Hブロック93名。」

アンドロイドが不敵な笑みを浮かべた。

と同時に、扉がロックされた。

「非国民に、仁義なき罰を与えよ。」

すると壁が開いて、殺人ロボットが姿を現した。

「おい!なんのつもりだ!」

「こっから出してくれ!頼む!」

7人の混乱に殺人ロボットは容赦しない。

マシンガンの連続した銃声と、ガラスに飛び散る血、肉。

「きゃあああああ!」

ほとんどの人が目をおおった。

「7名…死亡。この人たちのチケットは、アンダーワールドの各所にぶん投げとくから、探してみてね。」
杏は少し健太の方によろけた。

「お…おい!大丈夫かよ…。」

「あ…あぁ…少しグロテスクだったな…。」

杏の顔色は、みるみる悪くなっているように見えた。
「では93名のアンダーワールドへようこそ。お好きなエレベーターにお乗りください。」

「…。」



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 るー6 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]
ツルツル×脚痩せ
効果抜群↑ソルト


▲ページトップ