ディフェンド? ”かっこいいよ” 36

 2006-09-06投稿
閲覧数[330] 良い投票[0] 悪い投票[0]

 「凛の反応が消えた」
 その言葉が龍華の口から出たのは、凛が瑠理と出会って2時間後だった。2時間も戦いなれしてない凛が戦っていたと思うと胸が熱くなる。啓吾達はホッと胸をなでおろした。 
 「藻!あとどのくらいだ?」
 龍華は大声で藻に尋ねる。すると、藻も大声で言う。
 「もぅ少しだよ・・・。あ!あれだ」
 啓吾達は前を見る。すると、何?か先に島が見えた。あれが、晶のいるファーベル島のようだ。啓吾達には一気に気合が入る。
 「もぅ少しで上陸できる。準備をしておけ」
 「はい」
 啓吾達は同時に返事をした。そして、ついに上陸した。砂のせいで少し歩きづらい。砂浜を少し歩くと、目の前には森があった。その中には1本だけ細い道が通っていた。
 「よし。いくぞ!」
 「はい」
 そして、5人が森に足を踏み入れようとしたその時・・・
 「侵入者発見・・・」
 後ろで声が聞こえた。5人は振り返る。そこには背が高い男の人が立っていた。
 「俺の名前はキリヤ。そこにいる人全員殺しに来たんだけど」
 男は、ニッと笑って言った。すると、李那が一歩前に出て言う。
 「私が相手するよ」
 その言葉を聞いた啓吾は驚いて李那を引きとめようとした。
 「李那!御前にはまだ・・・」
 だが、龍華に肩をつかまれそれ以上は言わなかった。その男は、見るからに強そうだ。啓吾が李那を引き止めるのも無理は無い。 
 「いくぞ・・・」
 龍華は、そぅ言って歩き出した。藻もついて行く。怜は少し李那の事が気になるのか不安そうな顔で李那の後姿を見てから歩き出した。啓吾は、その場に立ったままだった。
 「啓吾・・・」
 怜は呟く。でも、啓吾は動かない。それに気づいて李那は言った。
 「大丈夫です。早く行ってください」
 と、李那が言うと啓吾はハッとして李那に背を向けた。そして言う。
「李那。御前、すごくかっこいいよ」
 李那は、啓吾に背を向けて微笑む。そして、啓吾は歩き出した。
 「話は終わり?」
 男は、ポケットに手を入れていった。李那は真剣な顔つきで言った。
 「貴方は私が倒す!」

 李那VSキリヤ
         戦闘開始!!



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 梓 」さんの小説

もっと見る

ファンタジーの新着小説

もっと見る

[PR]
小倉優子プロデユース
画期的なパウダー♪


▲ページトップ