スカバンburn!!〜夢〜 -113- もうやだ

きゃしー  2010-12-29投稿
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秋「…ごめんなさい」

叱られた子どものように小さく謝る秋奈

聖「…何、急に。」

秋「いっつもうちは自分勝手で、迷惑かけてばっかで…」

聖「今さら何言うてんの」

秋「…」

聖「…あいつと喧嘩でもしたん?」

秋「…」

聖「秋奈」

秋「…ほんまは…あんなこと、どうでも良かったの…あんなに熱くなって反論しなくたって良かったの」

聖「…?」

秋「でも…ノブ君が…自分は本気で人に好きになんかなってもらえないって…まるでそう言いたいみたいに、悲しそうな顔するから…そうじゃないって伝えたかっただけやのに…」

聖「…きついことでも言うちゃったん?」

秋「わかんない…でも、怒らせちゃったみたい」

ますます泣きそうな顔をして秋奈はうつ向いた

秋「うち…もう自分が嫌いや。自分のこと、まるで世界一不幸みたいに思って…聖二やたくに甘えてばっかやのに…一人じゃ何もできひん」

聖「何を泣く必要があんの」

秋「…わからへん!もう最近すぐ泣きたくなって…こんな泣き虫、面倒やって聖二も思ってるんやろ!!うちのせいでいつも振り回されて、いい迷惑なんやろ……うちなんか…うちなんか…」

ポロポロ落ちる涙を聖二は黙って眺めていた



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