これ以上は聞かないほうがいいのかな。 相変わらず、店はにぎわい、あたしは無愛想だった。決して苦痛なわけではない。ここにいる人たちのように表現ができないだけ。あたしは、あたし。 −カラン− そう音が鳴ると、店の中が一瞬静まり返った。知らなかったのはあたしだけ。 「尚吾・・・どうして俺の前からいなくなったんだ。」 「や、やめてよ。仕事中よ。」 「俺、これからどうしたらいいんだよ。」 「知らないわよ、そんなこと。あたしたちはもう、終わったの。」 つづく…
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