無題24

しま  2006-09-07投稿
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男は入ってくるなり、尚吾に詰め寄った。 「お願いだよ、尚吾。もう一度・・・やり直してくれよ。」   「もう終わったの。前もそう言ったでしょ。」         「俺、納得してないよ。」        「いいかげんにして!あたしの中ではもう終わったの。」    尚吾は男と目を合わせていなかった。本当に言いたいことを隠している、そんな感じだった。男はあたしの前のカウンターに座り、 「酒ちょうだい。」 そう言ってこっちを向いた。あの男だった。死にかけそうだったところを、助けたあの男だ。        つづく…

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