スカバンburn!!〜夢〜 -122- あいつか!

きゃしー  2011-01-04投稿
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「あ〜、そ、そういえばさ、福田の奴、今日復讐するとかやたらはりきってたよ」

空気を変えようと一人が慌てて言ったが、伸昭は全く興味を示さなかった

「誰?福田って」

「知らねーの?ほら、俺らと同期で建築科学科の。弱そうな女の子助けて、やりにげする奴」

伸(へーアホらし)

「あー、あれでしょ。仲間に女の子襲わせて、自分が助けてやっちゃうっていう…そこまでせんでもねー」

「それで、なんで復讐?」

「なんか女の子に殴られたらしい」

伸(ふーん、馬鹿な奴)

「で、その子にずっと嫌がらせの手紙送りつけてたらしくて…」

その言葉にぼんやりしていた伸昭の頭の中で突然何かが一致した

「手紙ぃ?なんか中学生の女子みたい」

「でも、なんか全然相手にしてもらえなかったらしくて、それで今日…」

伸「おい!そいつの名前は?!」

突然伸昭が声を荒げてせめ寄ったので、周りは目を丸くした

「え…あぁだから、福田だよ。“福田ゆうすけ”」

伸昭の頭にはっきりと秋奈の姿が浮かんだ



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