さよなら私の初恋

十六夜  2011-01-04投稿
閲覧数[499] 良い投票[0] 悪い投票[0]

「ねぇ初恋ってどんな感じだった?」

…いきなりそんな事を言われて少し焦ったが、
私の初恋の時期を少しづつ思いだす。




私はあまり恋愛という事に縁がなかった。
周りはみんな恋をして浮かれていたが、
私はそんな様子をただ眺めるだけだった…。
私は中学や高校で恋人を見付けたいとその頃は思わなかったのだ。

しかし、中学3年になってから私は一人の男子が気になりだした。
その男は頭が悪く、授業中はいつも寝ていたり違う事をしていた。
だけど、周りに気を配る奴だった。

私が何故その男を好きになったのかは覚えていないが、きっと周りに気を配る姿に惚れたんだと思う。

私はいつしかその男ばかりを目で追っていた。
告白の事も少しは考えたが直ぐに諦めた。
振られてしまうのが目に見えていたからだ。

中学校生活も残り少なくなってきてから、また告白をしようと考えたが止めてしまった。


結構、私はその男子に想いを伝えられないまま卒業を迎えた。




「――…私の初恋はこんな感じだったかな……」



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 十六夜 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]
人気雑誌多数掲載
脂肪溶解クリーム


▲ページトップ