どこもかしこも
汚れた空気
呼吸をするのも
嫌になる
どいつもこいつも
同じだろうよ
カネに眩んだ
目が嫌い
財の使い道は 三者三様
とらぬ狸の皮算用
結局奴らは
見下したいのさ
いつだって可愛いのは
自分 自分 自分
結局わたしも
見下したいのさ
自分のこと棚にあげて
批判 批判 批判
何の罪もない
穢多 非人
見下して笑うの
けせらせら
どこもかしこも
汚れた街で
目を開くことさえ
嫌になる
自分もそうだと
認めたくない
目の前にそびえる
鏡割る
財は尽き果てて 路地の端
据え膳食わぬは武士の恥
結局奴らは
安らぎたいのさ
いつだって労働は
嫌い 嫌い 嫌い
結局わたしも
安らぎたいのさ
自分の先はきっと
暗い 暗い 暗い
何も知ることのない
キミ わたし
怠惰を尽くすの
へべれけで
全てを知ってる
ウンメイは
陰で笑うの
けせらせら