スカバンburn!!〜夢〜 -131- なみだ

きゃしー 2011-01-16投稿
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秋「…ぐすっ…」

その膝の上には握り締めた拳にその肩は震えていて、秋奈はうつ向いたままポロポロと涙をこぼした

聖「はぁ…」

伸「あ〜…えっ…と…」

伸昭の頭に浮かんでくる先ほどの記憶

伸「ごめん…俺、さっきつい怒鳴っちゃった気が…」

拓「そうじゃないやんな、秋。ノブ夫が突然倒れるから心配やってんな」

伸「…そうなん?…えっと…ほら、秋ちゃん、俺めっちゃ元気やで?なんなら、抱きしめたろっか?慰めたるで」

伸昭はいつものような冗談で笑って両手を広げて見せた。しかし、いつものような秋奈の言葉はなく、気付いた時にはまた首に手が回され体が重くなっていた

秋「うわぁ〜ん!」

自分の頬に触れた秋奈の柔らかい髪。伸昭は両手を広げたまま動けず、拓朗も意外な展開に目を丸くしていたが、聖二だけはテレビ画面から目を離さなかった。

ち「ノブ〜!」

伸「だ〜か〜らっ、お前はいらん!!!」

伸昭はちひろをまた引き離したが、抱きついたままの秋奈には触れられないまま右手をおろした



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