あの頃は楽しかった…
朝7:30の電車の中。高校に入学して半年はたつ。プラットホームには、スーツを来たサラリーマンや、自分と同じ高校生や、たくさんの人がいる
「はぁ」
深くため息をつき電車を待つ。
毎日が同じことの繰り返し。
repeat
「すみれ〜知ってる?」
「何?」
幼馴染みの勇希。こいつとは、小学校入学した時から中学校卒業までずーっと同じクラスだった
よくケンカもしたケド。
ウチが泣くとポンっと背中を叩いてくれた
「すみれらしくないし。」
?言言うとどっかへ行ってしまう
でもウチはその?言でいつも元気を取り戻す。勇希は、かけがえのない存在。あの時はそんなこと気付かなかった。幼すぎたんだね。
卒業式が終わった帰り道
「勇希ッッ…」
ただの友達なのに…
もう勇希と居れなくなるって思ったら涙が溢れてきた。
ウチはゆっくり噛み締めるように言った。
「今までありがとう」
苦しいのは嫌い
「すみれぇ!!!」
走り去るウチに勇希は何かを言いたかったらしい
でも…恋に溺れるのは面倒だから。
勇希は遠くの学校に行くらしかったから。
あの時、ウチは勇希の気持ちも自分の気持ちも気づいてた。
ただ、素直になれな