レストラン

(◆'3`$+)+. 2011-01-22投稿
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−いらっしゃいませ。ご注文がお決まりになさいましたら、こちらのボタンを押してお知らせください。では、失礼致します。そう言って笑い目の店員はメニューと水を置き厨房らしき店の奥の方へ消えて行った。店内は自分達を合わせて5席くらいが予約済みであったようだ。ファミレスという感じではないが、もしかしたらこれからもっと客が来るのかもしれない。「ねぇ、何にする?」「うーん…。あっ!私これにしようかな。」「どれ?って……それかぁ。(微笑)じゃあ僕もそれにしようかな。」『本日のおススメ、モンスターペアレンツとその子供(各9名ずつのセットとなっています)』

菅原直人はテーブルの隅に置いてあるボタンを押した。すると、さっきは手前の奥に消えた店員が、背後からやってきた。微妙にビクッとなった直人に大森純は吹いた。―お決まりですか?
「モンスターペアレンツとその子供を二つ。」
―はい。モンスターペアレンツとその子供を、18名。
「青汁よりウマい青林檎汁1とアサヒとサッポロとキリンを交ぜたアサリビール1。」―責汁よりウマい責林檎汁1と漁り火を1。以上で…
「ちょっと待ってください」
直人はメニューをもう一度見ようとした。が、店員が何故かそれをサッと後ろに回し―申し訳ございませんが当店は二度見禁止となっています。タレも二度漬け禁止、スパゲリィは二度巻き禁止です。質問は一回で、なるべく注文はまとめてお願いします。「……。」
―では、失礼致します。
「何あれ?怖くない?この店おかしくない?」
―…質問は一回でお…。
「あっ別に今のは貴方に質問したんじゃないですから。気にしないでください。」
「…本当におまえ怖がってんのかよ…。」―質問は…
「あっこちらの話です…。」
直人は少し店員の発音について純に聞こうと思っていたが、止めた。

数分語、何やら急に客が押し寄せてきた。みんな、家族連れのようだった。
顔を見てみると、親戚なのか皆同じような顔をしている。…ん?
―二度見は、禁止です。

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