死に際

十六夜 2011-01-22投稿
閲覧数[446] 良い投票[0] 悪い投票[0]

何も見えない…

ここは何処?

誰かが私を呼んでいる

大きな声

泣いてる

何も見えないよ

何処にいるの?

声はすぐそこから聞こえてくるのに…

そういえば感覚も無いな

痛みも感じないし

体も動かないな…

私はどうなったの?

私はどうなるの?

辛うじて耳は聞こえる

誰かが喋ってる

居るのは…三人?

いや、四人か

何話してるのかな…

聞いた事のある声がする

誰だろう

お父さんかな

お母さんかな

あれ…意識が遠くなる…

ダメ…今寝たらダメ

よく分かんないけど…寝たらいけない気がする

…でも凄く眠いな

…お願い、起きて

起きなくちゃ…

お願いだから……




まだ死にたくないよ

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「十六夜」さんの小説

もっと見る

その他の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ