チンゲンサイ。<51>

麻呂 2011-01-23投稿
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何と言う事だ。まさしく、この親にしてこの子あり。


これでは話し合いにもならない。


一方的に電話を切られ、


俺は仕方なく受話器を置いた。


『あなた。こうなる事は、初めから想定していたじゃありませんか。

だけど、どんな事があっても、私達は親として、ユウを守って行きましょうって、昨日二人で話し合ったばかりですよ。

相手の親に電話する前に、少し案を考えましょうよ。』


ユキエの言う事はもっともだと思った。


今の俺は、少し冷静さに欠けていたかも知れない。



ピンポーン……


その時、不意に玄関のチャイムが鳴った。

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