ずぅっと…?

柚子  2006-09-08投稿
閲覧数[317] 良い投票[0] 悪い投票[0]

私は恋愛体質。い⊃も恋をしてときめいていないと不安になる。人が恋しくて仕方ない。そして好きになった人をとことん信頼してしまうから傷つくことも多い。私は幼い頃から、両親が仕事ばかりしていたため愛されていないと思っていた。そして淋しかった。昔から誰かに好かれたいとばかり思う子だったのだ。
今日営業部の佐田さんに食事を誘われた。
「いいですよ。じゃ、7時に…」
どうしていつも、こうなるんだろう。夕方、私は会社の入り口で待っていた。
「ごめん、ちょっと遅れた。じゃ、行こう」
実はこの佐田さん、私の好みの顔と声をしているのだ。私が断れるわけもなく変な期待をしながら待っていた。
「どこ行くんですかぁ?」
「この近くのイタリアン。あ、好き?」
「え?好き?だ、大好きですよ!!」
違うって。その好きじゃない。イタリアンだってば私。こんなコトを心の中で繰り返しながら、期待と裏切りを繰り返した。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 柚子 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ