第十七話 この場を使って予告する無礼なお化けと召喚士。
志乃にやられた榮喜を家に送り届けた京助と影香は漸く自宅に戻った。
「はぁ、疲れた」
「まさか彼処で白神様が出てくるとは・・・」
京助と影香は先程の神天神社の光景を思い出す。
志乃の攻撃は危うく神天神社を全壊させる程の物だった。
あの時、麻以のバトルスーツのバリアが間に合わなければ、メインキャラクター死亡で恋人は背後霊と飛んでも世界の二作品は完結していた。
「いや、猫空世界が完結していたと思うが・・・・・・」
すいません、うちの従姉(あね)が迷惑を・・・
「兎に角、少し寝る」
京助は寝に部屋にいった。
無論、密かに影香も部屋にいった。
京助は今、影香に前の御返しとばかりに性器を弄られていた。
影香には一度触られた事が有るが、今回は影香の手で京助は精を放ってしまった。
「お楽しみの所失礼します、ここで予告です。」
二人を無視し、丸っこく、白い物体、左右に鬼火、額に花柄の天冠をつけたお化け、『和行ヰヒ』が現れた。
その後ろにポニーテールの少女が現れた。
「皆さん、初めまして、須銅唖里葉(すどうありは)です。近日スタートの私がヒロインの召喚士大戦と」
「私が主役のお化けのヰヒちゃんも近日スタート!」
ヰヒと唖里葉は自分達の出演する作品の宣伝に来ていた。
第十八話に続く。
「ちょっと!私と京助の子作りシーンカット?」