アキと俺は学校に急いだ。
「ハールー、アーキー」
聞きなれた声に後ろを振り向くと「遅かったねなんかあったんじゃないかと思って心配したんだから」
この子は俺達の幼なじみのなつき、かなりの世話焼きでちょっとうっとうしい。
ガチャ…ドアが開き、教官が入ってきた。「お前ら戦闘だ!!」
「A班は東側B班は南側C班は西側D班は北側だ」
俺とアキとなつきはD班だ。
「急げ、敵は待ってはくれないぞ」
俺たちは北側の街に急いだ。
「ハル大丈夫?」 「何が?」 「うぅん…なんでもない」この時俺はふるえていた。
北の街にはもう猫の子一匹いなくなっていた。
「いつまでたってもこの風景慣れないな、お前達もそう思うだろ」 「………」
ガガガ、ガガガ、ガガガ
「撃てぇ!!!」
街は壊されていく「こんなのみてられない」 「待って、アキ今飛び出しても殺されるだけだよ」「そんな事言っても、ほっとけるか!!」
アキは人一倍正義感が強いそんなアキが俺は少し…うらやましかった。
「やめろー」 「大地の精霊ノームよ我に力をかしたまえ」
地面から大きな手が出てきて、あたりのてきを蹴散らした。 「ありがとうノーム。また力をかしてくれ」
「ほほほ、これぐらいならお安いごようじゃ」