第十九話 寝床に従妹が参戦
波乱は何時起きるか解らない。
京助にその波乱が起きたのはある如月の朝の事だった。
京助の両手に大きくて柔らかい物が当たる。
また、影香の胸だ。
何故か無意識に毎朝触ってしまう。
京助は目を開けると影香は左側に寝ていた。
京助が触っているのは影香の右胸だけ。
では右側の大きくて柔らかい物は一体?
京助は恐る恐る右側を見ると、そこには従妹の光江が寝ていた。
京助は光江の左胸を触っていた。
しかも影香同様、直接触っていた。
「み、光江!」
「あん、京兄、嬉しい私の胸触ってくれて」
そう言って光江は右胸も触らせようと京助の左手を握ろうとするが、影香が阻止した。
「ちょっと、光江何時の間に京助に胸触らせてるの!ここは私と京助の寝床よ!」
いや、京助だけの寝床だが・・・
「起きたわねエロ背後霊!あんた毎朝京兄に胸を触らせてる何て!私も京兄になら触って欲しいもの」
光江もエロ路線に走るようだ。
「ちょっと光江!触ってって!うわ!影香!」
影香は左手で京助の性器を直接触る。
当然、性器は起立していた。
「な、ななな!影香何処触ってるの!」
「京助、どっちの胸に興奮してるの?」
「ちょっと影香、ああ!」
「答えてくれないとまた射精させちゃうから」
「ななな!また射精!京兄どう言う事!」
光江は京助に胸を触らせたまま混乱する。
「前に一回寝ている時に影香にやられて・・・・」
「気持ち良かったみたいよ、結構出たし。」
「京兄!何精液無駄使いしてるの!」
無駄使いとは光江もよく言う。
「京助、右手を光江の胸じゃなく、また私の性器を触って」
「また!京兄!影香の性器を触ったって、嘘よねゑ」
しかし寝惚けていたとはいえ、影香の性器を触ったのは事実。
京助は事実だと光江に告げた。
「あの時、京助に弄られて愛液出されちゃったし」
「京兄、まさか、影香ともう男女の仲に!」
光江から見れば幸い、影香から見れば不幸にもまだだ。
この結末は第二十話に続く。
「こんな終わり方かい!」
京助が最後に叫ぶ。