｢おいっ!!どこに行くんだよ｣
｢どこか遠くに･･｣
｢俺達は関係ねぇ｣
｢いえ､もう無理よ｡狙われるわ｣
｢はっ!??｣
｢アイツ･･龍紅はあんたに目をつけた｡次は正式に殺しにくる｣
｢嘘だろっ!!あんな強い奴が･･｣
｢１箇所にとどまっていればすぐに見つかるわ｣
｢何でた??｣
｢未来見(ﾐｸﾐ)の巫がいるから｣
雛姫の表情が少し曇った｡
｢みくみ??｣
｢えぇ未来を見る巫よ｣
｢聞いた事があるな｣
｢青海さんさっきから物知りね｣
｢まぁね｣
｢んで､その未来見って??｣
｢その巫には未来が見える｡だからぁたし達がこれから向かう場所もお見通しってわけ!!下りるよ｣
雛姫は島から遠く離れたミケルのリケットと言う首都から北にある草原に下りた｡
｢戻れ【セイレーン】｣
剣が光りセイレーンは剣の中へと戻った｡雛姫は剣を鞘に戻した｡
｢これからどうすんだぁ〜??｣
｢とりあえず自然から離れる｡未来見は自然を通して先を見る｡ここにいるのは危険だ｣
｢リケットに行き今日の宿を探す｣
３人は草原からリケットに向けて歩き出した｡
[313] 
[0] 
[0]
