定時制2

十六夜 2011-02-20投稿
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定時制に入学して1日目は楽しいとは言えなかった
みんな私服で自分よりも年上の人達だ
同い年らしき人もいたが話しずらかった
昼に仕事をしてからは年齢を聞いて驚く人や通行人からは白い目で見られる事が多くなった

私はみんなが言っていた通り定時制はあまり良いものでは無いのだとその頃の私は感じた

定時制にも慣れてきた頃に初めて友達が出来た
その人は私よりも年上だったけどとても優しい人だった、その人の話しを聞いていると家の都合で定時制に入ることにしたそうだった、他の人達の話しも聞いて皆それぞれの事情で定時制に入ってきた事を知った

私はそんな話しを聞いていく内に色んな人と仲良くなった
年齢が違っても私は敬語をあまり使わないようにした私達は“友達”だからだ

私は定時制に入学した頃よりも大分印象は変わっていった
しかし私の中にある定時制の印象は変わっても悪い印象しかないと思っている人達にその印象を変えて欲しかった

私と友達が一緒にいるのを見た元同級生から変な噂をされ、私が定時制に通っていると話せば表情が変わった
最初は仕方ないとは思っていたが私が定時制での話しを詳しく話しそうとすると皆逃げていった


中途半端な情報を信じ真実を話そうすれば逃げる元同級生には幻滅した

定時制に通う人達が皆悪いわけじゃない
色んな情報で定時制に通っている人もいる
私はただそれを知って欲しいのに世間はやはり分かろうとしない

だから私はせめてこれを読んでいる貴方達には理解して欲しいのです



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