マホー学校!

さくら 2011-02-23投稿
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マホー学校! 1
「く…あぁ〜あ…今日から二年か〜」
あくびをしながら、俺こと、南宏樹が呟いた。
「何言ってんのよ。もっとシャキッとしなさいよ、シャキッと」
そう言いながら、杏奈が俺の頭をひっぱたいた。
「ったいな〜」

菊地杏奈、俺の幼なじみだ。
クリッとした目で、ショートカット、ペッタンコな胸が特徴のー
「なんか急にあんたを殴りたくなったんだけど。」
「気のせいだ」
なんて勘のいいやつだ。

ーちょっと控えめな胸が特徴の子だ。

「二年は一年のときみたいに、遊んでらんないわよ?」
「わぁーてるって」
「いつも返事だけじゃん」

ついでに口うるさい性格だ。
「今度は蹴りたくなってきたんだけど」
こいつは俺の心がよめるのか…
「気のせいだ」
「いつもそればっかじゃん」

そんなくだらない会話をしていると、目の前を一匹の猫が走っていった。
「ちょっ…そっちは道路…」
「プー!!」
トラックのクラクションが聞こえた。
「あぶねぇ!」
「あっ!ちょっとぉ!」

俺は猫を助けようとして道路に飛び出した。

猫を抱き抱えた瞬間、目の前にトラックがあった。 あれ?まさかひかれる?なんて、のんきなこて考えてる間にも、トラックは近づいてくる。 こんなときどうするか知ってるか?
タイトルを見ろ。タイトルを。
そう… こんなときは俺の魔法で…
「…てか、魔法なんか使えるわけないしぃぃぃぃ!!」
ドーン!!
おもいっきりぶつかった。おもいっきりふっとんだ。

そしておもいっきり地面に叩きつけられた。

なんか遠くから
「キャー!!」
だの
「なに?事故?」
とか聞こえてくるけど、どうでもいいや。

俺は猫助けたんだもん。これはもう、ノーベル賞もんだよね。
貰う権利あるよね?

「ちょっとあんたなにやってんの!?」

杏奈の声がする。杏奈なら、俺の素晴らしい行動を称えてくれるよね?

「バカじゃないの?」
「ぐふぅっ!」

そして俺は気を失った。

こうして俺、南宏樹の楽しい生活が幕を閉じた。

「まだ終わってないよ!!」

楽しい生活が始まった。



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