人が過去に追いすがるのは
もう二度と戻れないから
少しずつ忘れていくような
小さな日常を
必死で繋ぎ止めようとする
私はまだ子供?
優しい風がそっと
何かを奪い取ってすり抜けていく
それを横目で見てたのは
きっとこんな日がずっと続くと信じていたから
新しい物を拾う度
もう要らないわ、なんて
大切だった筈の物を捨てるの
それが出会いと別れなら
私は幾つそれを知ったかしら
今隣で笑い合っている
大切な君さえもいつか
時間に溶けていくのかな