QUEEN of QUEEN〜白銀の王国?〜

かなで  2006-09-09投稿
閲覧数[392] 良い投票[0] 悪い投票[0]

[白銀の王国]

魔竜が去った後、恐る恐る人々は北門へ駆け寄り、怪我人の救出にあたった。
リシュアも手伝っていたが、次第に戦いの影響か力が入らなくなりその場に倒れ込んだ。

リシュアは夢を見た。
遠い遠い国と幼い自分。
一面白く冷たい雪が覆い、吐く息も瞬時に凍る。
雪のかきわけられた一筋の石の道が目の前に伸び、振り返れば大きな城がそびえ立っていた。リシュアは石の道の先に目を戻しそこに何かの影を見る。
(人?)
王国の紋章である白銀の剣に金の竜…甲冑には胸に兜には額に、そして腰の剣の鞘にもそれは刻まれ、雪の中でもその姿は白く光をおび高貴と威厳を醸し出す。
光放つ人影は馬に騎乗し、リシュアに背を向けて道をゆっくりと進む。
「父上!」
はっとして、リシュアは駆け出し影を追うも一向に差は縮まらない。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 かなで 」さんの小説

もっと見る

ファンタジーの新着小説

もっと見る

[PR]
カールもストレートも自由
2980円で楽々セット!


▲ページトップ