――翌朝
バァーン!!!!
朝の静けさを破る爆発音
ち「!!!何事?!」
秋「え?!な、何?」
2人が飛び起きると台所から黒い煙とともに伸昭が姿を現した
伸「あはは…ごめん、ミスった(^^;」
伸昭が右手には焦げた“何か”がのったフライパンが握られていた
ち「何それ(-_-;」
伸「あ〜…何やろう(-_-;」
ち「もう!ノブは火使用禁止!!僕が朝ご飯作るから!」
伸「俺の家なのに(-_-;?」
ちひろはフライパンを奪いとると台所に消えていった
秋「何しようとしたん?」
伸昭は秋奈の顔を見ると背を向けて座った
伸「朝飯作ろうと思った。」
秋「料理できひんくせに?」
伸「…」
秋「?」
伸「…俺ね、今まで人のためになんかしようと思ったことがないねん。でもなんか急に…誰かのために何かできひんかなって思って失敗した。」
秋「うちらのために朝ご飯作ろうとしたん?」
伸「…。でもやっぱあかんなあ〜俺のイメージでは目覚めた2人が朝ご飯見てすっげー喜ぶはずやってんけど…そもそも誰かのためになんて自分の自己満足か…」
そうして肩を落とす伸昭に秋奈は励まそうと必死に言葉を探した