スカバンburn!!〜夢〜 -162- 君が笑うと

きゃしー 2011-02-25投稿
閲覧数[346] 良い投票[0] 悪い投票[0]

秋「今さらわざわざ誰かのために何かしようとしなくたってノブ君はいっぱい人を助けてるやん」

背を向けたままの伸昭に秋奈が優しく言った

伸「いや〜俺かなりの女の子泣かせるような男だよ?」

秋「でもうちは3回助けられたよ」

伸「3回?」

秋「1回目は光希と拉致られそうになった時。2回目はあのお嬢って子に仕返しされそうになった時。そして3回目は…」

伸「…」

秋「…なんかノブ君ってうちがピンチの時よく現れるね」

伸「ただかっこつけたかっただけだよ。自己満」

秋「でも結果的にはうちは助かってるやん。動機がなんであれいいやん、それで。優しさとか人助けなんて所詮自己満足から始まるんだよ。でも結果的に誰かのためになるならそれでもいいやん?うちはノブ君に助けられてるよ。さっきの3回だけじゃなくて…何回も」

伸「そう?」

秋「うん!だからノブ君は……あ〜なんか励まそうとしたのにうまく言えないや…」

伸「ううん、大丈夫。充分今ので俺のためになったから。ありがとう」

今胸の中にある気持ちを全部ちゃんと伝えられたらどんなにいいだろうともどかしかった。でも振り返った伸昭は笑っていて、その笑顔に秋奈はなんだか心がくすぐったかった



i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「きゃしー」さんの小説

もっと見る

ノンジャンルの新着小説

もっと見る

[PR]
コンタクトのケアが変わる
洗浄1つで視界良好


▲ページトップ