スカバンburn!!〜夢〜 -164- Take my Hand

きゃしー 2011-02-26投稿
閲覧数[382] 良い投票[1] 悪い投票[0]

「映画みたい!その…逃亡劇??」

突然目を輝かせる秋奈

「こらこら…(-_-;」

「ああいうのやってみたかってん!なんか刑事がこういう物陰からこそこそ犯人追跡したりとか…」

そんな秋奈をじっと見つめる伸昭

「あ…ごめん。うち何言って…」

急に我にかえった彼女に彼は笑いだした

「意外。刑事モノとか好きなんや」

「…べつにぃ。」

「俺もさぁよく昼間くらいにやってるやん、○○事件簿とか、ああいうのつい見ちゃうねんなあ」

「ノブ君も?」

「そう!つい最後まで見ちゃって…ああいうのって何故か最後は海の近くやねん…『待て!これ以上罪を重ねるな!!』って犯人追い詰めて…」

「『こないで!こいつを殺して私も死ぬわ!』」

「『駄目だ!君は生きて罪を償うんだ!』」

「『嫌!!…』…ってこれ何。」

また急に我にかえり秋奈は恥ずかしくなった。一方伸昭はまた笑いだす

「珍しいね。こういうのにノッてくれるなんて」

「べつに〜」

背を向ける秋奈

「あっそ。じゃあ行こうか」

「…どこに?」

「君が行きたいところならどこでも。一緒に逃亡してくれますか?」

差し出される伸昭の優しい手

「…うん」

その手に秋奈の手が重ねられた



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「きゃしー」さんの小説

もっと見る

ノンジャンルの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ