スカバンburn!!〜夢〜 -167- うまくいかない計算

きゃしー 2011-03-03投稿
閲覧数[376] 良い投票[0] 悪い投票[0]

「…今は?」

伸昭が聞き返す

「ちょっとでも可愛く見えたらいいのになとか…そういう…下心っていうのかな…いつも計算してる」

「そうなの?」

「うん。でも、いっつも計算通りにできひんの」

「じゃあ今わかったんじゃない?」

「何が?」

「計算しなくてもそのままでいいんやってこと」

「…本気で…可愛いって…言ってくれた?」

「いや、俺はいるかが可愛いって言ったんだけど」

悪戯っぽく笑う伸昭に顔をしかめる秋奈

「嘘嘘。ほら、それかして」

「いいよ、自分で買うもん」

「いいから。これは俺から秋ちゃんへのプレゼントってことで。な?」

「知らんよ。他の女の子にあげるプレゼント代なくなっても知らんよ」

「ぬいぐるみくらいで…(-_-;それにいつもは俺、もらう派なの!今日だけ特別!!」

そう言って笑いながら伸昭はレジに向かった


* * *


「はい、どうぞ」

ふざけたようにかしこまって渡す伸昭

「…ありがとう。」

それを両手で受けとる秋奈。顔をあげない秋奈の頭をぽんと叩いて伸昭はまた歩き出した

「次はどこに行きますかー?」

「…あそこがいい」

顔あげた秋奈の目に真っ先にとまったのはCDショップだった

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「きゃしー」さんの小説

もっと見る

ノンジャンルの新着小説

もっと見る

[PR]
手軽に楽しむ贅沢
WHITE DIAMONDS


▲ページトップ