「ウサ,眠い?」 「え?」 思い掛けない庄司の的を得た切り返しには驚いてしまったが,「うん…」とここまで来て初めて眠そうに言葉を濁して,庄司を帰るように促した。 庄司は疑いもしなかった。 ついさっきまで「タクちゃん楽しみー」とはしゃいでいたのに,大将の店に入るなり押し黙ったまま変貌振りに「眠かった」は当然の言い訳になる。
新着小説100作品 恋愛ミステリSFファンタジーホラーエッセイ日記ノンジャンル公募投稿作品アドベンチャー詩・短歌・俳句スポーツコメディ学園物その他管理人用