(ちくしょー!)
俺は大量の本を運ぼうとした。
だが、こんな大量の本持てるわけがないよ。
担任はアホか。
仕方ないので、2回に分けて運ぶことにした。
(ったく〜。)
ブツブツ言いながら、運んでいた。
やっとのことで、担任の机に本を置いた。
俺が職員室から出ると、大量の本を抱えている生徒がいた。
今にも本が崩れてきそうだった。
小さい女の子だった。1年かな?
『手伝おうか?』
「え?」
『君も係でしょ?』
俺はひょいと本を持ちあげた。
『で?どこに置けばいい?』
「えと、岡先生…。」
『え〜!ウチの担任じゃん!』
今思えば、お節介な行動だった。
初対面だし。
「ありが…」
『いいの♪いいの♪じゃあ、俺まだあるので失礼します。』
俺は残った本を取りに言った。
そして、やっと、担任の机に置いた。
『ふー。』
作業が終わり、教室に鞄を取りに行くことにした。
すると、さっきの女子生徒がまた、大量の本を運んでいた。
『おーい!頭見えないよ。』
「えっ。」
『半分持つよ。』
俺は本を持った。