「それで一目惚れしたんだよね、俺。それからずっと好きだったんだ」
そしてケイタは私の頬から手を話す。
私がゆっくり視線を上にやるとケイタが既に私を見つめていて、私はぱっと視線を下に向けた。
「ユキ。今更だけど、いやだったよね。今まで……」
いきなりキスしたこと、いきなり手を繋いだこと。
そのことを言ってるの?
「私、図書室でキスされたときからケイタのこと嫌いだった」
「うん」
「でも……次のキスは、いやじゃなかった。それは……」
そう言って私は視線をケイタに向けた。
心臓が飛び出しそうなくらいと大きな鼓動を感じる。
「ケイタのことが好きだから」
私の言葉を聞いたケイタは、驚いた顔をして私を見た。
でもすぐににっこり笑って、私を抱き寄せた。
「謝るのは、私の方だよ」
「ユキは謝んなくていいのー」
せっかく拭ってもらったのに、また涙が溢れてきた。
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すいません
また途中で
切れてました.