伊織ちゃんも礼儀が正しい子だなーと思いながら、メールを返した。
◇2日後◇
連休が明けた。
俺は急いで、学校まで走った。
教室に着くと、太一っ、英子ちゃんと伊織ちゃんが談笑していた。
太一と英子ちゃんは、俺に気づかない。
伊織ちゃんが唯一気付いた。
「吉川くん、おはよう!」
『おはよう。』
太一がこっちを見た。
「おっ!優おはよう。」
英子もこっちを見た。
「優くん、おはよう。ギリギリじゃーん。」
『ハハッ、寝坊したよ。』
太一が言った。
「ったくー、優は〜。今日も、遊びに行こうぜ!」
『おい!クラブは?』
「終わってからだよ。」
『えー!女子は大丈夫なの?大分遅いけど。』
英子が言った。
「いいよ!」
『英子ちゃんは、バレークラブあるんじゃ…。』
「終わってから集まればいいの!」
『伊織ちゃんは?』
「私は教室で待ってる。」
伊織ちゃんも待っているらしい。
放課後は4人で遊ぶみたいだ。