DAYS14

焼きそば 2011-03-25投稿
閲覧数[301] 良い投票[0] 悪い投票[0]


「なあ、受け取ってあげてくれないか?」
太一は伊織ちゃんが作った弁当箱を持ってきた。

『…やだよ。』

太一は大きい声を出した。

「お前、俺に気を使ってるのは分かるよ?

けど、あんな吐き捨てるような言い方あるか?」

『…。』

「俺は、伊織ちゃんの笑顔が好きなんだよ。

伊織ちゃんが悲しい顔するのは辛いよ…。」


『…ごめん。』

「…きっと、伊織ちゃんはお前のことが好きだよ。

お前といる時、とても幸せそうだから。」

太一は涙を浮かべていた。

「俺は伊織ちゃんを好きになって、よかったと思ってるよ。」

太一は微笑んだ。

『太一…。』

太一は俺に弁当箱を渡した。

「食べてあげてくれない?」

『…ああ。』


i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「焼きそば」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ