スカバンburn!!〜夢〜 -186- 俺は好きだよ、君のこと。

きゃしー 2011-03-31投稿
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伸「…なぁ秋ちゃん」

帰り道、秋奈は伸昭の少し前を黙ったまま歩いていた

秋「…ノブ君、家帰んなくていいん?ちぃちゃんおいて来ちゃったんでしょ?」

伸「ワン家に戻ったって。だから俺も行くわ。…それより、秋ちゃ、」

秋「今日うちがご飯作るんやった。晩御飯、何がいいかな」

伸「…俺はハンバーグがいい」

秋「適当に答えんといて」

伸「適当じゃないよ。俺は秋ちゃんのハンバーグが好きなのー」

秋「…あっそ」

伸「…それより、秋ちゃん、いい加減答えてや」

秋「…何」

伸「さっきのほんまー?」

秋「…さっきの?」

伸「俺の彼女になります宣言。」

秋「…」

秋奈は振り返りもせずひたすら足を進めた

伸「おーい」

秋「…」

伸「秋奈さーん」

秋「…」

伸「…」

秋「…」

伸「…俺は好きだよ。秋ちゃんのこと」

その言葉に突然秋奈の足がとまる。そして遠慮がちに伸昭の方に向いた

秋「…その“好き”は他の女の子と一緒?それとも…それとは違う?」

伸「どっちやと思う?」

秋「…わかんない。…でも、特別だったらいいなって思う」

伸「…特別だよ。他の奴とは違う。たとえ、俺の周りにどんなに女がいても俺は秋ちゃんが好きだ。」

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