優しい彼とは、コンパの二週間後に、彼の地元で待ち合わせをして会うことになった。
彼の名前は、コウジ。
それまでは、毎日メールのやりとりが続いた。
コンパで１番きにいってたよ。
俺とだけしか連絡とってない
嘘っぽいうわべのやりとりが続いた。
その日、こないだ買ったミニのワンピを着て、髪を巻いて、バッチリメイクをし、甘い香水をふり、駅に向かう。
駅で電話しながらコウジと会う。
ニッコリしながら久しぶり、会いたかったとコウジは言う。
こーゆー甘いタイプは苦手。
居酒屋でご飯。
たわいない話し、恋愛話し、いろいろした。
コウジはわたしにモテるでしょとかいろいろ聞く。
そんなことないよ〜なんていってわたしは見つめる。
居酒屋を出て、駅周辺をゆっくりと歩く。
手つなぃでぃい？
とコウジが聞く。
ぅん…
少し歩いて、出会えてよかったとか甘い会話をする。
そして駅前の階段でコウジと見つめ合う。
抱きしめられる。
そしてキス…
付き合ってほしい…
腰に手を回したコウジが言う。
わたしは、小さく、うんって返事をした。
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