由利亜も自分の親とヒロの親が仲が悪い事を知っていた。でも、由利亜はいつかは親に認めてもらうつもりだ。
「う〜ん?」
由利亜は自分の部屋でヒロへの手紙を書いていた。
「何かいてんのっ?」
蛍輔は手紙を見てみた。
「もーっ!蛍ちゃん見ないでよっ!」
見ないでよと言いながら由利亜は手紙を隠す気はない。
『長野くんへ』
としか書いていない。
「お嬢様って、アイツを長ちゃんとかヒロとか呼ばないの?」
蛍輔は尋ねた。
「え〜だってさ、長野くんだって私を小林さん。って呼ぶし。なんだか恥ずかしいもん!」
そう言って、ふふっと由利亜は笑った。
______ズキズキ.......
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