遊園地で。私が絶叫系ダメだから、鈴木はそれに合わせてくれた。
鈴木『谷田川チャン、次何がいい??』
谷田川『う〜んと、あれ!』私は観覧車を指差した。
鈴木『あ…あれ!?』
鈴木は変な反応だ。
谷田川『嫌だ?』
鈴木『全然OKです!さぁ、いこー!』
私と鈴木は観覧車に乗った。
今、4分の1をすぎた。
谷田川『私ね、鈴木と観覧車に乗りたかったの!』
鈴木『それはよかった!』鈴木は何か誤魔化してる。谷田川『ねぇ、何か隠してる?』
鈴木『何も。』
谷田川『嘘。絶対に誤魔化してる!』
鈴木『そんなことないさ。』
目をそらした。絶対に、嘘。谷田川『ねぇ!嘘つかないで!』
鈴木『え…。』
谷田川『私、嘘つきは嫌いだよ。』
鈴木『じゃあ。』
私と鈴木はお互いの顔が見えるように座っていた。
鈴木は私の隣に移動した。鈴木『谷田川チャン…』
谷田川『何?』
鈴木は私に顔を寄せる。
もしかしてキス!?
え、私心の準備がまだ。
と思ったら、
鈴木は自分の顔を私の胸に押しつけて抱きついた。
谷田川『ちょっと、バカ!何考えてんの!?』