しのたくの笑顔に、明日香は、
「そうです…いや、そうだよね…これでいい?」
萌え系の言葉にしのたくはちょっとやられた。有馬なら即死だろう。
っていうか、しのたくメインのストーリーなのだから、有馬とかみーくんとか入ってくるのはそもそもNGと思う人もいるかも知れませんが、作者自身は面白いのでがんがん入れます。
「うん、いいよ。」
しのたくの顔が赤くなるのを感じた。
放課後、前日知らないうちにやってた模試の結果が返された。
「篠原くん…。」
坂入先生から返されたとき、
「どうしたの?ランクが落ちてるけど。」
志望校合格確率が「A」から「D」に落ちていた。
「D」は「努力が必要です」という意味。
「この後、職員室に来なさい。」
坂入先生は先生役だからえらそうに、しのたくを職員室に呼ぶのであった…。
職員室。
「篠原くんは、勉強してるようには見えるけど、どうしたの?3ランクも落ちちゃって…、何か嫌な事でもあった?」
坂入先生は偉そうに聞く。
「いえ、たまたま落ちちゃっただけです。次から頑張りますから…。」