22話と23話の間。
ん〜。
私は鈴木に思いを伝える気にならない。
谷田川『ん〜。』
菊池『考え事?』
谷田川『うん。』
黒沢『鈴木の事?』
谷田川『うん…じゃないよ!』
私は側にあった辞書で黒沢の頭をたたいた。
黒沢『いった!』
菊池『図星だね。』
谷田川『違うってば!』
黒沢『森山が谷田川は鈴木が好きだーって。』
谷田川『は?』
菊池『言ってたよ。俺はふられたーって。』
るな『…。』
言い方がひどかったかなぁ?
森山に謝ろ。
森山『気にしてねぇよ。』谷田川『え、でも私の言い方ひどかったよね。』
森山『だから気にしてない。』
谷田川『そうですか。』
森山『なに、俺の方がよくなったって?』
谷田川『そんなわけないでしょ!?』
森山『あ、そう。』
谷田川『もーアンタはなんなの!?』
森山『森山直久。』
谷田川『しってるよ!』
森山『ま、これからも仲良くしよーな。』
谷田川『はぁ。』
森山『それじゃ、俺の友達谷田川るなさん。』
そう言って私の頭をなでて行った。
多分、卒業したら二度と会わないよ。
多分…。
ホントになんなんだろ…。あの人。
ん〜まぁいっか。