「あははっ!」恭子
笑顔から八重子が除く。もともと、綺麗な顔をしているのだけど、笑うとかわいい。でも、何に笑ってるのか分からない。
「どうしたの?」雅也
「雅也、それ、飲み物じゃないよ。それは、スプーンとかの汚れをとる物だよ。」恭子
やばい、顔がだんだん赤くなっていく。それになんと返事をしたら良いのか分からなくなった。つまりパニクッテいる。すると、恭子がたて続けに、
「こういうお店来るの初めてなの?」恭子
今度は、顔から汗が出始めた。
「うん。」雅也
かろうじて返事ができた。
「やっぱりね、もっと気軽な所がよかったね。本当はどこでも良かったの。ただ、、、。それに、胸わしづかみされたの全然怒ってないよ。雅也だしね。マナー気にしないでおいしく食べよ。だって一人、8千円だよ。」
「何か、ごめんね。」雅也
すると、恭子マネは最高の笑顔で、頷いてくれた。
料理も急に美味しくなった。恭子マネとの距離感が今までと違う感じにもなってきた気がする。
正直、恭子マネは俺からしてみれば、やや友達っぽい先輩であり、女性として見た時はテレビに出ているアイドル的な存在だった。最終のデザートが終わり、会計の時がやってきた。楽しかったけど1万8千円の出費は痛いな〜っと思いながら財布からお金を出そうとすると
「私が一万2千円出すから残り出して」恭子
「いやいや、全額出すよ。ちょっとぐらい格好つけさしてよ。」雅也
「格好つけて、明日から、カップラーメン?アハハハッ!!」恭子
「う〜ん。」雅也
図星つかれて何も答えられない。
すると、
「いいこと考えた。じゃー、私と又近いうち遊ぶ時に雅也に払ってもらおっか。」恭子
「それならいいけど、、。」雅也
正直、全額払う状態から、今みたいな状態になってほっとしていた。
が、俺の頭の中である言葉が繰り返えされる。
又近いうち遊ぶ時に
又近いうち遊ぶ時に
又近いうち遊ぶ時
しかも、普通にそれなら別に いいけどとあっさり答えた俺。
俺と恭子マネとの関係が少しづつ変わり始めた。
恭子マネはいったい俺をどう見てるのだろう?