全然覚えてない。
どうしよう。
1年の時?
ダメだ、記憶がない。
2年の時は…
鷹弥『るな?』
るな『はい?』
鷹弥『覚えてない?』
るな『はい。』
鷹弥『えー!酷いよ!』
るな『ごめんなさい。』
鷹弥『そっかぁ…。』
あれれ?
落ち込んでる。
どうしよう。
鷹弥『俺さー三年間るなが好きでーずっとー片思いでー。ドキドキの三年間だったのに。』
るな『ごめんなさい。』
鷹弥『同じークラスにーなった事がーないからーあんまりー話せなかったからー。』
ヤバい…かなりいじけてる。
鷹弥『ショックだ…。』
るな『鷹弥。』
鷹弥『だって、』
るな『で、でも!今は鷹弥が大好きだよ!』
鷹弥『るな。大好き。俺のどこが好き?』
るな『全部…。背が高い、頼りになる、スポーツ万能、カッコイイ。』
鷹弥は私の顔をじっと見ている。