――数日後 公園
猛「猛、発射しまーす!」
翼「うわっやめろや!」
外出許可をもらった翼の車椅子をおして芝生の上を走り出す猛と波音
翼「ぎゃぁぁああ」
波「きゃははは!」
拓「あいつら…ほんまに」
猛達を眺めながら美弥達は日陰にシートを広げた。今日は東京最後の日。今日の午後、聖二達は大阪に帰ることになっていた
聖「ちひろ、結局お前も大阪帰んのか」
ち「うん、ちゃんとやっぱり親と話そうと思うねん」
拓「その方がええよ。ちゃんと話つけて東京に来い。待ってるから」
ち「うん…!よし!僕も遊ぶぞー!あ!ねーケイドロしよ〜」
拓「懐かしいな」
秋「どんなルールやっけ」
伸「刑事と泥棒に別れてやる鬼ごだよ」
秋「刑事?警察じゃなくて?」
伸「いや、刑事や」
秋「嘘だあ!」
聖「何でもいいよ呆」
美「翼〜波音〜タケぇ!!ケイドロしよ〜」
翼「お〜!やりたい!」
波「でも翼走れんよ」
美「大丈夫。うちが車椅子おして走るわ」
翼「うわ〜怪力女」
美「は?」
翼「あ…すみまそん」
* * *
聖「じゃあ翼と美弥が刑事で捕まった泥棒はここで待機ってことで」
猛波「らじゃっ」
こうしてケイドロが始まった